主要都市近郊の介護施設の特徴

日本では少子高齢化が進み、介護士の需要がますます高まっています。しかし、介護士といえば給料の割りにやらなければならない仕事が多く、また高齢者とのコミュニケーションが難しいため、資格を取って就職しても、そのギャップに辞めてしまう人が少なくありません。ですが、それは施設の設備や人間関係、利用者の質によるものが大きいとも言えます。地方や過疎化の進む地域ではやはり設備面の改善や介護士の人材確保が難しく、働く人一人当たりの業務量が多くなってしまっているのが現状です。そして、体力的にも精神的にも耐えられなくなった介護士が離職してしまうという悪循環に陥っているのです。

しかし、都心部では施設数や高齢者の数は多いものの、そもそも働く人の数が地方とは違って大勢います。介護士の需要はどこでも高いため、厚待遇で迎えてくれるところも多いようです。特に、東京都や神奈川県、大阪府などは常に介護士を募集をしている状態であり、希望すればすぐに職が見つかる場合も多いと言われています。そういった意味では、都心部は介護職にとって魅力的な環境といえそうです。

また、都心部では、他人に無関心な傾向にあります。そのため、一つの施設を辞めたからといって、そのことが周囲に広まったり、噂になることもありません。有資格者なら探せばいくらでも仕事は見つかりますので、転職で周りの人に気を遣う必要もありません。ですから、「介護の仕事をしたいが、体力的に辛かったり、人間関係に疲れるのは嫌だ」という人は、まず都心部で働いてみると良いのではないでしょうか?

従業員の多い事業所なら、一人一人の業務の負担は軽くなります。地方出身者にとって、都会の人は他人に冷たいと感じるかもしれませんが、人芸関係の距離感というのが掴めてくれば、そういう気持ちも薄れるでしょう。いきなり日本を代表する都心で働くのに不安を感じる方は、その周辺地域に目を向けてみても良いかもしれませんね。

Comments are closed.